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がん治療から「未病発見」で病気になる前にがん予防、最新の遺伝子検査

これまでの医療は「治療」すなわち病気になってしまった後にどうするかが争点でした。最近では予防医学ということばが盛んに聞かれるようになってきましたが予防医学といっても最先端はもっと具体的に突っ込んだ時代に入っています。

今は未病、つまり病気になる前の段階を発見することで病気を防ごうという時代です。今日は未病発見ができる最先端のがん予防に注目してみたいと思います。

 

がんになる前に身体が病気に罹りやすいのかを発見する「ミルテル検査」

 最新の医療として注目されつつある検査が注目されつつあります。それは未病の段階で将来がんになるリスクを発見し、病気が発現する前に手を打つというための「ミルテル検査」というものです。

ミルテル検査とは、かいつまんでいうと、染色体のテロメアの状態をみることで将来病気になるリスクを事前に発見する検査です。「テロメア」とは一体何のことでしょう。

テロメアとは細胞の染色体にあるキャップのようなもので、細胞分裂を繰り返すたびにテロメアは減っていきます。

ミルテル検査には2種類の検査がある

  • 1)テロメアテスト(テロメア強度)


テロメア強度

テロメアが短くなるにつれ、病気に罹りやすくなることがわかっています。要はテロメアは細胞分裂の回数券の様なものです。回数券であるテロメアが無くなると細胞は細胞分裂をしなくなるのです。

テロメアの短さとがんや認知症、心筋梗塞や脳卒中には深い関係があることがわかっています。そしてテロメアの長さは生活習慣などの大きく影響することもわかっています。

参考サイト

www.oscl.jp

高齢になればなるほどテロメアの長さは短くもなります。テロメアの長さを知ることで、あなたの現在の細胞の消耗度を知ることができるのです。

細胞分裂する細胞が減ってくる。これが老化と考えても間違いではないでしょう。そのテロメアの長さを検査で知ることで、現在の自分の老化の状態、将来自分が病気に罹りやすくなっているのかがわかるので、まさにこの検査こそ一般に普及するべき検査と思います。

  • 2)ミアテスト(未病リスク検査)

ミアテストは未病の段階で病気を発見する検査です。この検査では何を調べるのかというと、血液中のマイクロRNAという微粒子を測定します。このマイクロRNAは病気になると、細胞から分泌される遺伝子です。

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出典:https://www.oscl.jp

腫瘍マーカーなどの検査と比べると格段に精度が高く、病気になる前の段階で、つまり未病の段階で将来のがんや認知症などになるかどうかの予測ができます。この段階で将来異常が発生することを事前に察知することで、病気が出現する前に様々な対策を打つことができるのです。

ミアテストが有効なものには以下の病気を未病段階で予測することができます。

ミアテストで見つけられる病気のリスク

<がんの場合>

  • 胃がん
  • 乳がん
  • 大腸がん
  • 肺がん
  • 肝臓がん
  • 脳腫瘍
  • 膵臓がん
  • 甲状腺がん
  • 卵巣がん
  • 子宮がん
  • 頭頸部がん
  • 食道がん
  • 前立腺がん

<その他の病気>

  • アルツハイマー
  • 認知症

事前に検査をすればこれらの病気が、病気を発症する前にかなりの確立で発見できます。がんだけでなく認知症、アルツハイマーなども早めに発見することで発症を抑える投薬治療ができます。

現代では事前にリスクを発見することさえできればアルツハイマーなどになるリスクは格段に抑えられるようになりました。

発症してからでは進行を遅らすことしかできなくなるのがアルツハイマーです。ですので、ミアテストで事前に発症リスクを知っておくことは非常に有効な予防措置といえます。

テロメアテストやミアテストの検査方法は?

テロメアの検査は5mlくらいの血液検査で検査が可能です。個人的にはテロメアテストやミアテストを行っている医療機関で検査を受けることをおすすめします。

家庭用に簡易的になテロメア検査キットが販売されていますが、検査制度に疑問があります。あくまで簡易的と捉えたほうが良いでしょう。検査のたぐいは基本医療機関で受けるほうが確実です。

ミルテル検査(テロメアテスト・ミアテスト)の料金は?

これほど良い検査ではありますが、残念ながら保険が適応されませんので全額負担となります。価格はおおよそ癌やアルツハイマーで60,000円程度となっています。非常に高額な点が残念なのですが、病気を発症してからではなく、未病段階で発見できるので費用対効果は消して高くは無いと思います。

検査の普及が検査料金を下げることにつながりますので、今後の進展に期待したいと思います。

まとめ

  • テロメアが加齢や生活環境で消耗してくると病気に罹りやすくなる。
  • 癌や認知症を早期発見するには、テロメアテストやミアテストを受けるほうが確実。
  • 遺伝子検査は家庭用キットよりも医療機関での検査の方が信頼性が高い。

がんなどの病気は、やはり早い段階で発見するに越したことはない病気です。しかし発病してからではやはり精神的にも大変なものがあります。ミルテル検査は発病前に知ることができる画期的な遺伝子検査です。

事前にわかれば、がんやアルツハイマーなどは対処が非常にしやすくなるのです。日本での普及はまだまだこれからですが、早期に普及してほしい画期的な遺伝子検査だと思います。