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知っておきたい乳がん検診マンモグラフィー検査などの見落としについて

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乳がん検診といえば、いまやマンモグラフィー検査は女性であればだれでも知っていますね。

最近では小林麻央さんの件や、お笑い芸人のだいたひかるさん、歌手の麻倉未稀さんの乳がん治療などのニュースで乳がん検診の重要度が認識されています。

今日はマンモグラフィー検査をはじめとする乳がん検診の見落としについてのお話です。

 

 乳がん検診の見落とし率について

乳がんの検査といえば、基本的には3つあります。

  1. 触診検査
  2. エコー検査
  3. マンモグラフィー検査
触診

触診は言わずと知れた見た目、手で触った感覚などを中心に乳がんの有無を判定します。非常に一般的で認知もされているのでここでは割愛します。

 エコー検査

エコー検査は超音波検査です。エコーも非常に良い検査方法で小さめのしこりを発見することができます。

ただ弱点があり、検査する人の技量が相当必要ということです。

手技の悪い医者がやると見逃し率が高くなります。

超音波検査での見落とし率はおおよそ15%程度といわれています。

この見落とし率は医者の力量からくる見落としの数字です。

それゆえ、技量を必要としないマンモグラフィーがより主流となってきています。

つまりエコーとマンモグラフィーをセットで検査することで見逃し率が下がるということです。

 マンモグラフィー検査

近年、乳がんの検査ではマンモグラフィー検査が主流となっています。

マンモグラフィーは乳房専用の検査をおこなうレントゲン装置の一種です。

乳房を検査機で挟み込んで、微量の放射線を照射して乳がんがあるかどうかを確認する検査です。

マンモグラフィーのメリットはいままで発見することが難しかった数ミリ単位の乳がんを発見することができます。

マンモグラフィーでは癌は白く写りこみます。通常の脂肪などは黒く写ります。

ただ日本人の場合は、高濃度乳房といって、乳腺性質が濃い人がおおく、マンモグラフィーでは写り込みにくい人が多いのです。

高濃度乳房の例

画像の右2つの乳房が高濃度乳房です。真っ白に乳房が写っていますね。

こうなってしまうと、診断が難しくなってしまいます。

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出典:厚生労働省

日本人の場合、実に40歳以上の人の4割の人が高濃度乳房です。

特に30代~40代が高濃度乳房のピークのようです。

下の表の赤字で書かれた「高濃度乳房」の部分をご覧いただくと40代では5割を超えているようです。

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出典:厚生労働省

参考:厚生労働省 対策型乳がん検診における「高濃度乳房」問題の対応に関する報告書

そういった問題もあり、乳がんの見落とし率はマンモグラフィーの場合、2割~3割くらいは出てしまうそうです。

特に30歳代くらいまでの若い人は乳腺濃度が濃いのでがんを見落としやすいといいます。

乳腺MRI検査を受けると、より正確な乳がん診断が可能

ではより正確な診断ってどうすればいいの?そういった疑問が浮かびます。

他の検査は他にないのかと。一応あるにはあります。

一般では認知が低い検査ですが乳腺MRI検査です。マンモグラフィーだけでは診断は曖昧なことが多く、ある程度しこりが大きくなってから発見されることもしばしば。

発見をより早めるためには、より正確な乳がんの診断ができるMRI検査が有効です。

乳がんを疑ってMRI検査を行う場合には一般的に以下の場合です。

  • しこりを確認できるが、マンモグラフィーやエコーで良性かどうかの判断がつかない場合。
  • しこり等は触れないが、他の検査で乳がんの疑いが出た場合。
  • 非浸潤がんなどの乳がんの広がりを確認する場合。

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出典:http://medical-checkup.info/article/49714174.html

MRIは磁気共鳴によって乳房内の正常な細胞と癌細胞を比較することができます。

MRI乳がん検査は2種類

  • 最初から造影剤を使う

ひとつは、脂肪が強く画像に写らないように調整をはじめからしながら、造影剤で撮影する方法です。

  • 光速スピンエコー法をつかう

もう一つは光速スピンエコー法を使った撮影方法です。

光速スピンエコー法という撮影法で脂肪は白く、腫瘍は黒く写るT1強調像と脂肪は黒く写り、腫瘍は白く写るT2強調像を撮影します。その後にGd-DTPAという造影剤を多く使う撮影をし、最後に造影後のT1強調像を撮影するやり方です。

 

乳腺のMRI検査の場合は疑いのあるしこりが良性か悪性の診断に基本的に有効です。

ただ本当の意味での確定診断はやはり、マンモトーム生検(組織検査)が必要です。

MRIは乳腺の病巣が悪性かどうか、そして広がりはどうなっているのかを調べることが正確にできますので、便利な検査です。

乳腺MRIのデメリット

マンモグラフィーとくらべて曖昧ではない分、造影剤や、検査時間もマンモグラフィーの倍は掛かってしまいます。

造影剤を使うので、毎年頻繁に行う検査とは思いませんが、40歳を過ぎたら一回はやっても良い検査かもしれません。しかし手間なことが理由で通常の乳がん検診ではやりません。現状は確定診断中心に日本では使われています。

まとめ

  • 乳がん検診には見落としがある。
  • 高濃度乳房の人だと検査で判断がしにくい。
  • 乳腺MRIという検査が良性悪性の判断に効果的。
  • 最終的にはマンモトーム生検が必要。

もう少し手間がなく乳がんがあるかないかを、簡単に血液だけで診断ができる日はそれほど遠くないとは思います。早く普及していほしいものです。

乳がんはいずれにせよ、早期発見が鍵となるガンです。毎年の乳がん検診はかならずうけるようにましょう。

 

新しい癌ウイルス療法の可能性!ジカウイルスを使って脳腫瘍を治す?

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いまジカウイルスを使った脳腫瘍の治療の実験が行われているとの情報がありました。

その実験によって非常に大きな可能性が生まれたということがわかったようなので少し調べてみました。

 今日はジカウイルスをつかってどのような脳腫瘍の実験が行われているのか?

そしてそれは実用的なものなのかについてもフォーカスしてみたいと思います。

 

 ジカウイルスで脳腫瘍を殺す新治療法が開発される?

まずジカウイルスを使った新し療法の前に、ジカウイルスとウイルス療法について知らない方のためにわかりやすく噛み砕いて説明します。

ジカウイルスとは

あなたはジカ熱をご存じですか?ジカ熱はジカウイルスが原因で妊婦が感染していしまうと、新生児が小頭症に罹ってしまう可能性が高まることで問題となっています。

 日本でも少し前に頻繁に報道がされていましたので、記憶に新しい人も多いと思います。

ウイルス療法とは

 ウイルス療法とは、癌細胞だけで増える性質のウイルスを改変してつくります。

そのウイルスを癌の腫瘍細胞(しゅようさいぼう)に感染させます。

腫瘍に感染したウイルスはどんどん癌細胞の内部で増えていき、癌細胞を殺していくという仕組みの療法です。

 これはウイルス自体が直接癌細胞を破壊することと、腫瘍細胞に対するワクチンの効果ももたらすという治療法です。

ウイルス療法の発見は古い

癌ウイルス療法は1950年代にたまたま癌と関係の無いウイルスに感染した患者やワクチンを摂取したあとの患者で癌の改善が見られたことに起因します。

現在でも様々な実験、治療法が試されています。

  そして今回、このジカウイルスが持っている増殖力のメカニズムに注目して、治療が最も難しいといわれる脳腫瘍の一つ膠芽腫(こうがしゅ)の治療に画期的な効果がある方法が研究されているそうです。

 

膠芽腫(こうがしゅ)とは

膠芽腫は脳腫瘍の一種です。

神経膠腫グリオーマ)の中でも最も悪性度の高い腫瘍とされています。

急速な腫瘍の増大スピードを持ち、進行が早いことから数週間単位で病状が悪化する場合もある極めて厄介な癌です。

膠芽腫は正常細胞との境目が曖昧で、放射線治療などでも対応できないことから、これまで治療法が相当困難な癌とされてきました。

 

ジカウイルスをつかった脳腫瘍の治療法を科学誌が掲載

9月5日付の科学雑誌のJournal of Experimental Medicineでジカウイルスがこの膠芽腫に対して、根治させる力があるという記事が掲載されました。

Journal of Experimental Medicineの記事はこちら

この研究はワシントン大学とカリフォルニア大学の共同研究だそうで、マウス実験によって膠芽腫をことごとく殺す実証実験に成功したそうです。

 

研究グループによる実験内容は、膠芽腫を発症したマウスの脳腫瘍の中に、ジカウイルスを直接注射で投与する方法です。

この注射を施したのち、2週間ほどで脳の悪性腫瘍が小さくなることが確認されたようです。

奏効率がどれくらいなのかはわかりませんが、このやり方での副作用は今のところ確認されていないようです。ただこれはまだマウスの段階ですので、人でやった場合はどうなのかは別問題ですので臨床を待ちたいです。

 この実験の成功は今後、悪性度の高い脳腫瘍の治療法に新たな光を見出すことになりそうです。まだマウス実験の段階ではありますが、18ヶ月以内に人での臨床実験に入る予定だそうです。

癌細胞にはある種、親玉的な存在の「癌幹細胞」があります。この幹細胞がなかなか破壊できないことで、癌が転移したり、癌が治りにくい要因の一つとなっています。

ジカウイルスは、膠芽腫の癌幹細胞を攻撃できるようです。それも今回、膠芽腫という非常に増殖のスピードの早い癌を選択的に攻撃したことに驚きがあります。

先日このブログでも取り上げた、近赤外光線免疫療法のように、こういった画期的なウイルス療法なども今後どんどん開発されていくかもしれません。

   まとめ

  • ジカウイルスを活用した脳腫瘍の治療法が有効と確認。(マウス実験)
  • 18ヶ月以内に臨床を開始。

 

癌はまだ解明されていないことばかりです。できるだけ今の患者さんたちに恩恵がある、負担の無い治療法が開発されることを切に願います。

話はズレますが、アメリカではAI(人工知能)を活用した治療法の開発が進められています。

人間では考えきれないあらゆる遺伝子や薬のパターンなどを人工知能が解析して提案していく時代に入っています。

おそらく将来的には人工知能がどんな薬を使うか、治療法や薬を当たり前に決める時代が来るのではないかと思います。

これについては次の機会に詳しくお話します。

そして、日本も少しはアメリカに習って、スピーディーに研究開発ができる環境や体制ができないものかと思います。

いつもアメリカに医療の分野では持っていかれている印象です。特に研究者が日本を見限って、アメリカに相当数の研究者がとられています。

それは日本の医療分野の開発環境が悪く、国の決定プロセスも良くないからだそうです。

 

他国で使われている薬の承認期間も日本はアメリカの4倍の遅さです。

 

前例の無いことに、責任を取りたくない役人体質の弊害とういことでしょうか。

まったくもって日本らしいです。。。病気と戦っている人の身になってもらいたい。

 

なぜ人は癌になるのか?代表的な癌とその原因

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人間にとって癌とはある意味宿命のようなものです。

統計によると癌で亡くなる人は2014年の統計では約36万人です。

中でも胃がん、肺がん、大腸がん、女性では乳がん前立腺がんなども非常に多くの方が命を失っています。

今後は胃がんなどはピロリ菌の感染者の減少によってどんどん減っていくことがよそうされますが、乳がんや大腸がんは年々増加してきています。

 

そこには様々な要因があり、一言ではまとめきれないものがあります。

今日は主な癌の原因についてふれていきたいと思います。

 

癌になる原因

がんになってしまう要因は癌の種類によってもさまざまです。

代表的にな例をあくまで簡単ではありますが、シンプルに解説します。

 

老化

真っ先に挙げられる癌の原因としては老化です。

加齢によって免疫力や体力、人によっては気力もどんどん衰えていきます。

運動不足や食が細くなることもあり、十分な栄養や運動というデトックス効果も減っていきます。

そいったことが重なりやがてがん細胞がどんどん増えていく。そんな構図が考えられます。

 

ストレス(感情、心)

ストレスはすべての癌に影響します。

人の心、つまり脳は全身の臓器と神経でつながっています。

免疫細胞たちにも同然ストレスは影響を与えます。

脳内ホルモンのセロトニンなどがストレスで減ってしまうと、血流が悪くなり、胃腸の働きが落ち、免疫細胞などの働きが低下します。

長い期間ストレス環境が続くと当然がん細胞も増えていきやがては腫瘍となります。

 

遺伝子(体質)

癌自体がそもそも自分の細胞の突然変異です。

外から体内に入ってきたものではありません。

そのプログラムはいまだ多様に存在し、正確に把握はしきれていなのが現状です。

 

ウィルス

子宮頸がんや成人T細胞白血病のようにウィルスが原因となるがんがあります。

ひょっとすると、他の癌でも実はウィルスや特殊な化学物質が原因で発生しているものも、まだ研究で見つかっていないだけで存在するかもしれません。

 

代表的な癌の種類でみる原因

胃がん

先ほどお話した胃がんなどは近年の研究によってヘリコバクターピロリの影響が多分にあることがわかり、ピロリ菌の駆除によって大幅に罹患者が減り始めることでしょう。

とはいえ、胃がんの原因のすべてがピロリ菌だけではなく、ストレスや遺伝子の影響も2割~3割ほどあるといわれています。

 

大腸がん

大腸がんに関しては昔は肉の食べ過ぎなどを指摘する意見もありましたが、最近ではその判断は変わってきています。

アメリカでの一部文献によると、アルコールが大腸がんの発生に大きく影響している可能性が示唆され始めました。

これによる明確なメカニズムなどはまだわかっていません。

ただ癌は活性酸素の多い体質によって発生しやすいことだけは明白なことです。

アルコールは体内で活性酸素を多く発生させる原因になっていますので、大腸がんにアルコールが何らかの影響をしていても不思議ではありません。

 

前立腺がん

前立腺癌に関しては、世界がん研究基金と米国がん研究協会の調べによると、乳製品と前立腺癌の影響を示唆するデータがありました。

あくまで乳製品を過剰摂取した場合ということです。

乳製品の飽和脂肪酸、中でもミリスチン酸やパルミチン酸が前立腺癌に影響しているとみられます。

個人的には飽和脂肪酸だけで見た場合、乳製品だけでなく脂っこいものの可能性もあるので、乳製品だけが一概に前立腺に悪いとはちょっと言い切れないでしょう。

 何事もやはりバランスであり、過剰摂取は何でも良くないととらえましょう。

 

乳がん

乳がんの原因にはいくつかのリスク要因があります。

1)生理・生殖要因

初経年齢が早く、閉経年齢が遅い、つまり月経可能期間がどれだけ長いかが影響します。これは女性ホルモンの分泌量とも重なり合っています。

・初産が遅かったり授乳歴がない

これらも女性ホルモンとの絡みがあります。

2)生活習慣

もっとも乳がんのリスクを引き上げるものの一つに飲酒があります。

アルコールの摂取量が多い人ほど乳がんを発症しやすくなるといわれています。

甘いものばかりを食べている人も注意が必要です。ぶどう糖は癌のエサです。

3)遺伝

一親等の乳がん家族歴があると乳がんになる確率があがります。

・乳腺症を繰り返す

乳腺症を繰り返している人も乳がんに罹るリスクが上がるそうです。

 

肺がん

肺がんの約半数以上を締める腺がんの類はタバコの影響が色濃いです。

ヘビースモーカーであればあるほど、腺がんに罹るリスクは飛躍的にあがります。

最近では歌舞伎役者の中村獅童さん肺腺がんの治療をされていることが話題にあがりましたね。

そのほか、大気汚染に関わる物質であるPM2.5ベンゼン、カビ、なども影響があるといわれています。

高齢者で肺がんが多いのは、戦後の生まれの男性の喫煙率が80%と高く、またアスベスト排気ガスなどの影響も相当受けている可能性が高いことが容易に想像できます。

ただ肺がんでも2割くらいの人は非喫煙者です。タバコ以外の大気汚染物質、あるいは別の要因が関わっているものとみられます。

 

 

まとめ

あくまでざっくりと罹患率の多いがんについてその原因をみてきました。

いずれも老化がそもそも関わっていること、アルコールや喫煙、ストレスなどは工夫で減らしたり、避けたりすることができます。治療中の方は当然されていると思いますが、予防の観点からもこれらのリスクはできるだけ減らす工夫も必要です。

 

まだまだ他の癌や他の原因なども沢山ありすぎて、ここでは長くなりすぎて書ききれませんでした。

別の機会に、各がんについてより深く掘り下げて有効な対策や最新の治療法なども併せて掲載していきたいと思います。

 

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西洋医学、東洋医学のメリットデメリット

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西洋医学、東洋医学のメリットデメリット


現代医学は西洋医学が圧倒的中心に展開されています。


なぜ日本は西洋医学中心なのか?

それについては時代を遡りますが、明治時代のころに明治政府が医師免許取得の許可を、西洋医学者のみとすることを決定したことに端を発します。

その理由は結核や肺炎、腸炎、その他の感染症などに西洋医学が非常に強かったためと考えられています。


当時は肺の病気や腸の病気にかかる人が今よりもはるかに多く、抗生物質のおかげで劇的な変化がもたらされていた時代です。

そういったこともあり、即効性の高い西洋医学至上主義が確立されたことは想像に難くないです。

もちろん、西洋医学のおかけで、私たちの生活は相当助けられていることが沢山あり、私も心から感謝しています。


一方で東洋医学はというと、最近でこそ、病院でも漢方薬が見直され、緊急性を要しない症状には漢方薬の導入が少しずつ増えてきてはいます。

血圧や血糖、自律神経や、そのほかに体質に関する改善を促すことに東洋医学はとても向いています。

漢方薬はまだまだ日本の医学者には認知が低く、実はとても良い生薬がたくさんあるのですが、導入がいまいちな現状には残念に思います。医者が少ないことも要因にあるように思います。

 

今日は西洋医学のメリットデメリット、東洋医学のメリットデメリットについて、簡単ではありますがフォーカスしてみたいと思います。


西洋医学のメリットデメリット

メリット

感染症に向いている

・緊急性の症状に強い

・検査や診断などが正確

・ミクロ、マクロ単位に強い

 

デメリット

・慢性疾患に弱い

・副作用が強い

・対処療法が多い

・診断がつなかいと即対処療法になる

 

東洋医学のメリットデメリット


メリット
・体質に関する疾患に向いている

・漢方はゆるやかに効くので副作用がやや弱い(例外あり)

・体質改善など根本的解決を目指す


デメリット

漢方薬に関してはあまり即効性がない

・病気の診断が難しい

・緊急的対応はできない

・導入例が少なくデータが少ない

 

 

こうしてざっくり見てみるとわかりやすいですね。

東洋医学の場合は、おおむね西洋医学の逆になるような感じです。


西洋医学は急性のものにはとても強いです。
これは医療技術の進歩や薬の進歩のおかげです。


頭痛薬や痛み止めのおかげで相当助かっている方も多いのではないでしょうか。


しかし、糖尿病や慢性腎不全、リウマチ、アトピーうつ病などの慢性的な疾患には西洋医学は弱い傾向にあります。


慢性疾患に関しては原因の特定ができていないものは、西洋医学でも苦戦をしいられているわけです。

原因の特定ができない疾患に対しては、基本的に原因ではなく症状に対する対症療法のみということになります。


例えば、血圧が高いのなら、原因を探ることよりも、ダイレクトに血圧を下げることだけをします。

しかし高血圧の人でも、遺伝以外に体がただ単純に硬いことやストレスで高血圧になっている場合などもありうるわけで、薬で無理やり下げ続けることはどうかと思います。
しかしその人の高血圧の原因はわからないので、とりあえず薬を出すということです。


もちろん、医者も患者個々に対して、生活習慣から心理的なことまでをサポートすることは、物理的に難しいのは無理もないので仕方のないことかもしれません。

 

逆に東洋医学の場合は、西洋医学ほど即効性の高いものは多くはありませんが、長い目で見た場合、体質の改善や、西洋医学では診断のつかない症状に対しても大きな効果を発揮する場合があります。

 


病気は急性の病気と慢性の病気におおむね分けることができます。


自分の病気がどのような性質なのかを、ある程度見極める必要があります。


がんの場合、大半は慢性的なものです。いわいる慢性疾患と言っても間違いではありません。

例外は常にありますが、殆どのがんはたいていの場合、数年~10年ほどかけて腫瘍が大きくなり検査で引っ掛かります。


つまり発見されるくらいになってしまっては、対処療法では完治させにくい性質です。

 

手術で根こそぎ腫瘍を取ってしまえれば話は違いますが、遠隔転移の心配もあり、不安はしっかり残ります。

 

抗がん剤も、上皮がんの類には効果がうすく、寛解に至った人はおおむね手術を受けた人です。

手術なしで、抗がん剤だけで腫瘍がすべて消えてしまった人は非常にレアです。

 

つまり緊急的な対処が得意な西洋医学だけでは治療としては不十分なのではないでしょうか。
もちろん症例の少ない東洋医学だけで癌を治せるかどうかもかなり難しい話ではありますが。


ですから、こと癌に関しては治療だけでなく、日ごろの食事や生活習慣、考え方などのトータル的なケアが大切ということになります。まだがんになっていないのであれば、予防としてはなおさらです。


これはどちらかというと東洋医学の考え方です。

 

西洋医学の考え方と東洋医学の考え方をしっかり理解し、上手に活用して生活に取り入れたいものです。

 

 

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がんを防ぐ物質エクオールとは

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あなたはエクオールというものをご存知ですか?

クオールは腸内細菌が作り出す物質です。

このエクオール大豆イソフラボンの仲間ですが、大豆からは摂取することはできません。腸内細菌がつくりだすのみのようのです。

 

このエクオール大豆イソフラボンよりも高いアンチエイジング作用があることが研究によってわかっています。

 

本物のアンチエイジング効果?

藤田保健衛生大学の実験で3か月間エクオールが入った錠剤を摂取した人と、していない人との実験において、エクオールを摂取した人たちの方は、目じりのシワに大きな改善があったということです。

通常アンチエイジングといっても老化の進行を抑えることと同義と考えますが、細胞レベルの変化でシワが改善したとなるとすごいことです。

また、肩こりや、ほてり、骨密度などを改善することから更年期障害にも大きな効果が期待できるとても良い物質であることがわかっています。

 

このエクオール、残念ながら重要な問題点があります。

先ほども述べた通り、エクオールは腸内細菌が作り出すものです。

しかしそれは日本人の場合、2人に1人しかエクオールを作ることができないそうです。

つまりエクオールを作り出せる腸内細菌を持っている人でないと生産できません。

 

ひょっとしたら、普段大してスキンケアをしていなくてもお肌がきれいな人はエクオールをつくることができる人なのかもしれません。

逆にお手入れをマメにしていても小シワが多く、老け顔の人はエクオールを産生できない?なんてこともあるかもしれません。

 

まあ、シワに関しては、若いころからの紫外線の影響や、皮膚の厚み、もともとの骨格や表情筋の影響もあるでしょうからなんともいえませんが。

 現在ではエクオールの研究を参考につくられた健康食品が出ているようです。

大塚製薬 エクエル 112粒

 

クオールを作り出す腸内細菌とは

クオールを作り出す腸内細菌は現時点で分かっているものとしては

「ラクトコッカス20-92」という腸内細菌です。

この菌は大塚製薬が長年の研究からやったとの想いで見つけることのできた貴重な腸内細菌です。

イソフラボンに含まれているダイゼインという成分をエサにしてエクオールが作られます。

 

クオールはがん予防にも効果的?

クオールはがん予防にも大きな期待がよせられています。

クオールは女性ホルモンに似た働きがありますので、特に前立腺癌の予防効果が期待できるそうです。

 

日本と韓国での疫学調査の結果によって、前立腺癌になる人はエクオールを作り出すことができない人に多いことがわかっています。

 

日本人の場合は、エクオールを作れる人は2人に1人とお話ししました。

日本で前立腺癌の影響で亡くなる人は2011年のデータを調べると年間約1万人にも及びます。

これでも十分多い数字なのですがアメリカはもっと多いです。

 

アメリカの場合、日本の10倍の前立腺がんの発症率です。

アメリカの人口は日本の約2.6倍ですが、それにしても10倍は多いですね。

 

アメリカの場合、人種もいろいろあり一概に一括りにはできませんが、8割のアメリカ人はエクオールを産生することはできない体質といわれています。

 

アジア圏には比較的エクオールを作り出せる腸内細菌を持っている人が多いことから、発酵食品をよく食べる国とそうでない国の関係があるのかもしれません。

 

たとえエクオールが生産できなくても、糖質を控えて空腹時間をつくり、毎日適度な運動をしているだけでも十分にがんの予防になります。

 

まずは自分にできることから健康管理をはじめてください。

 

 

自分がエクオールを作り出せるかどうかは今は検査キットで簡単に調べることができます。

女性のキレイと健康のために / エクオール検査「ソイチェック」

 

 

歌手の麻倉未稀さんに見る乳癌の考察

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近年、乳癌患者の増加とともに、乳癌検診を受ける人も増えているそうです。

その理由は正確なところはわかりませんが、芸能人の方の乳癌罹患の発表が増えていることも検診をうける啓発に繋がっているように感じます。

 

最近ではお笑い芸人の、だいたひかるさんや歌手の麻倉未稀さんが乳癌の手術をうけたことがニュースになっていました。

 

麻倉未稀さんの場合、胸に2㎝大のしこりが二つほどあったそうで、手術としては乳房全摘となったようです。

 

術後の経過も良好とのことで、幸いなことに乳房近隣のリンパ節の転移はなかったそうなので、大事には至らなさそうです。

乳癌に限らずがん全般に関していえることですが、「リンパ節への転移があるかないか」、これがその後の治療、完治に関して大きな意味を持ちます。

 

麻倉未稀さんの場合、情報通りリンパ節の転移がないとすれば定期検査と食事やライフスタイルの見直し改善をすることで、大幅に再発を予防することが可能になります。

 

リンパ節の転移などがあったり遠隔転移がある場合、乳癌の特徴で原発巣(おおもとの)の腫瘍を摘出すると、他の腫瘍の増殖が大幅に加速する傾向がみらるからです。

 

ですから乳がんの腫瘍は、できれば乳房に1個だけあるうちに対処することが望ましいのです。

 

とはいえ、癌細胞の一つ一つの大きさはものすごく微細なので体内に残ってはいます。

通常であれば免疫細胞の働きによって癌細胞は除去できますが、乳癌の場合、遺伝の問題があったり、または癌になったことには他にも要因はありますので、ライフスタイルの改善など、なんらかの術後の対処は必要です。

手術で腫瘍を摘出してしまえばもう安心というわけにはいかないのが癌の厄介なところです。

 

検診を勧める重要な理由

成人の女性であれば多くの方は健康診断でマンモグラフィー検査をうけられた経験がおありかと思いますが、可能な限り2年に一回もしくは年に1回は検査をしたほうがよさそうです。

 

乳癌の場合といいますか、癌の種類で進行のとても速いタイプの癌になってくると、2年でも結構進行してしまう場合があるので、高齢者で体力の問題がある人以外は、やはり早期発見と早期治療が功をそうします。

 

乳がんの場合は早期であればやはり手術で除去することができれば、予後はずいぶん良いのです。

 

それでもマンモグラフィー検査の癌発見率は70%といいます。

見落とし、あるいは微妙な状態だったりするものもあるので、定期的な状態確認は定期検査をすることでチェックしておきたいものです。

 

また普段から自分で触診をすることはやっておいた方がよいです。

普段から乳房をチェックしておけば、もし仮にしこりを発見しても小さい段階であれば、命に別状はほとんどありません。

 

乳がん早期発見のメリット

・最悪でも手術だけで済む(リンパ節の転移なしの場合)

・入院しても早ければ2、3日で退院が可能

・予後がとても良い

・通常の生活ができる

・肉体的、精神的、経済的負担が少ない

 

乳がん早期発見のデメリット

・なし

 

乳がんの発見が遅れた場合の負担

・状況によっては手術することすらできない可能性がある

抗がん剤で腫瘍を小さくしてからの手術

抗がん剤治療

放射線治療

・精神的負担

・体力的負担

・経済的負担

・長期入院もしくは複数回入院

・長い治療期間

・家族への精神的、経済的負担

 

もちろん手術をすることは面倒ですし怖いかもしれませんが、やはり放っておいた場合のリスクを考えると早めのチェック、早めの対応をしておいたほうが絶対的に賢明といえます。

 

ここ最近、検査をしておられない方は一度検診を!

 

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癌患者が気をつけたい免疫力低下の一番の原因

癌患者が気をつけたい免疫力低下の一番の原因

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なぜ人間の免疫力は低下するのか。

 

わたしたちの健康を維持するために、体内では常に免疫機能が働いています。

なんらかの理由でこの免疫機能が低下すると人は病気になります。

癌などは、特に免疫力が低い状態を長い期間放置してきたことによって引き起こされる事が多いといわれている病気です。(一部例外有り)

 

免疫力を低下させるもの

・加齢

・ストレス

・低体温

・運動不足

・睡眠不足

・偏った食事

ステロイドなどの薬剤

 

加齢以外で、これらの中に当てはまる物があった場合は対応が必要です。

このうちのどれが該当しても免疫力に対して悪影響を及ぼしますが、中でも気を付けておきたい項目があります。

特に注意したいことはストレス

特にストレスは健康を強力に害します。ストレスは交感神経を刺激し血流を悪くさせます。そして白血球の活性度も著しく下げてしまうので免疫力には悪影響です。

 

そしてなぜストレスが一番よくないのか?

それには重大な理由があります。

それはストレスが強くかかった状態を放置すると、上記の「免疫力を低下させるもの」でとりあげた、加齢、低体温、運動不足、睡眠不足、偏った食事、これらのすべてをストレスが引き起こしてしまうからです。

ストレスは老化を促進し、体温を低下させ、運動する気力を奪い、睡眠不足をもたらし、偏った食事を促進させてしまいます。

 

ですから慢性的なストレスはとても健康に悪いのです。

癌治療、癌予防の観点からも、ストレス対策は必須の課題となります。

心配事、悩み、うつ、元気がない、笑顔になれない、悲しい気持ち、不安な気持ちなどを持ち続けることは非常に治療成績を落としてしまうので注意が必要です。

 

ストレスやそれにつながる悩みや不安がある人は、カウンセリングやセラピーを受けて、心を癒し、考え方を変え、ストレス源となるものを排除もしくは受け流すようにする必要があります。メンタリティの改善と強化はとても重要です。

 

癌に打ち勝つ人は心をより健全に、そして力強く保つ人に圧倒的に多い印象を持ちます。

 

現在ご病気の方は、常に自分が健康を回復している途中だという意識を強く意識し、常に治った後の計画などをアバウトでいいのでイメージしてほしいのです。

 

人の体は意識に引っ張られる傾向があります。意識自体がダメージを受けていると体の回復は相当に遅れてしまったり、治る病気も治らないなんてことも有りうるのです。

 

もし身近になんら手段の無い方は、やはり様々な本を読み、それに立ち向かう知識を入れていくことが手っ取り早くて良いことだと私は思います。

 

病気のことを知るだけでなく、自分のことをしっかり認識し、目の前の現実に翻弄されるのではなく、自分の人生を自分でコントロールする意識を持つことが病気から快復する大きな鍵になると確信します。

 

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