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運動のがん予防効果は非常に高い!

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あなたは定期的に運動をしていますか?適度な運動が癌の予防や治療に効果があることがわかっています。がんに関して画期的な秘策をお探しの方には、運動と聞いても期待外れな気持ちになるかもしれません。

では運動をしている人には、具体的にどのようなメリットがあり、がんに関してはどのような効果があるのでしょうか。

今日は地味な話ですがとても重要なことです。運動とがんの関係、その点を中心に見ていきたいと思います。

 

 運動ががん細胞の増殖を抑制する可能性は高い。

昔から運動は健康に良いとされてきました。それは身体を鍛えることで心肺機能が高まり、筋肉が増えて運動能力が高まるといったイメージで語られるやや抽象的な感じでした。

アメリカ国立癌研究所とハーバード・メディカルスクールなどの研究チームによると、運動は13種類のがんに対して予防効果が高いことがわかっています。

この研究調査は144万人の参加者を対象とし、26種類のがんの発症率へ運動がどのような効果を持っているのかを調査したものです。

調査期間は10年以上、参加者が144万人ともなると、データとしてはかなり参考になるのではないでしょうか。

具体的な調査方法としては、参加者の体重、健康データ、食事、運動習慣などを中心に10年追跡し続けて、病気の発生、死亡率、運動との関連性を観察したものだそうです。

あくまで「定期的な運動」が、がん予防に効果があるということです。一時的な運動ではありません。定期的に適度な運動をしている人や、定期的に非常に活発に運動をしている人には、複数のがん発症率に優位な低下が見られたそうです。

では運動に効果がある13種類のがんとはどのようながんでしょうか。

運動で予防効果が高まる13種類のがん

  • 乳がん
  • 肺がん
  • 結腸がん
  • 肝臓がん
  • 食道がん
  • 腎臓がん
  • 胃がん
  • 子宮がん
  • 血液系のがん
  • 骨髄のがん
  • 頭頸部のがん
  • 直腸がん
  • 膀胱がん

最も運動を行っていたグループ10%と最も運動をしていなかったグループ10%を比較すると、20%ほどのがん発症率に差があったようです。

この研究の面白いところは、規定量の運動をしている人と規定の10倍以上の運動をしている人と比べた場合に、がんの発症リスクにそれほど差がなかったそうです。

運動を適度に、もしくは激しくしている人と、運動を全くしていない人と比べると、明らかに運動をしていない人には、がんの発症は高まることがハッキリしています。

つまり運動は、少なくともがんの発症リスクだけを見た場合には十分効果があるということです。

では運動には身体的にはどんなメリットがあるのでしょうか。

考えられる運動のメリット

  • 血流、代謝が良くなる。
  • 筋肉がつく。
  • 体温が上がる。
  • 活性酸素に強くなる。
  • 心肺機能が高まる。
  • ホルモンバランスが良くなる。
  • 腸の働きが高まる。
  • デトックス効果が期待できる。
  • 結果として運動は免疫力にも良い環境が形成される。

これらのどれもが健康に対して重要な要素を持っています。個人的に思うことは、運動を定期的にしていると、体力がつきますから疲れにくい身体になります。

肌の代謝(ターン・オーバー)が若干早い気がします。運動をしていない時期よりも肌はすべすべするような気がします。これは思い込みではないと思います。

そして筋肉量が増えることで基礎体温が高くなり、免疫力も高まります。そして心肺機能が高まることで、体内に活性酸素が増えにくい体質になるといいます。

よく歩くことで腸に刺激がいき、腸の働きがよくなります。代謝が上がることで体内の老廃物の排出も良くなるので、運動はいいこと尽くめなのです。

運動を習慣にしている人には肩こりや頭痛が少ないことも、運動には非常に大きな意味があることを物語っているように思います。

がんを治療するにも体力が必須

がん治療において体力は多いに越したことはありません。それは手術であれ化学療法であれ、絶対に体力が必要です。治療の際に病院では治療に耐えうる必要な体力があるかどうかをチェックします。

当然、回復力も体力がものをいうのです。高齢者の患者でも体力があるかないかで治療成績が違ってきますし、退院時期にも大きく体力が影響します。入院中の方はできるだけ体力を落とさないように、適切な栄養管理と運動を連動させて体調管理をしていく必要があります。

体力不足なら治療を遅らせた方がいい場合もある

体力がないのであれば、がん治療はしない方がよっぽど良い場合があります。抗がん剤や手術は相当に体力を必要とします。個人的には、進行がそれほど早くないがんや緊急性の無いがんの場合は、体力がつくまで無理に治療はしない方が賢明と思うような事例も時折耳にします。無論、病院でも体力や栄養状態をチェックはします。

ただそれでも治療をしてしまったがためにかえって状況を悪くしてしまうことが、がん治療にはよく見られます。手術も抗がん剤も実際には個人それぞれに反応が違い、一か八かの部分があるからです。やってみないとわからない。そういう部分が事実あります。

現在、がんを発症している人には運動はどうなのか?

現在闘病中の方の場合、運動は効果があるかどうか、そして運動をしていいのかなどの疑問をお持ちの方もいると思います。がんの治療中の方に関しては、運動をしていいかどうかは主治医の判断に従ってください。

とにかくまずは主治医に運動をしていいのか判断を仰いでください。患者さんの場合は、治療の影響、現在の体力などの問題などがあり、人それぞれです。あくまで専門家の了解を得てから運動を行うようにしてください。

もし運動をすることの了解を得たのであれば、無理のない範囲でウォーキングをすることをおすすめします。個人的には、中高年の人であれば単純にウォーキングだけでも十分に運動の恩恵を受けることができると思います。

歩くことによる下半身の強化は非常に重要です。血流を促進させるのも、体の調子を整えるのも足を動かすことが一番効果が高いですし、実体験として感じています。普段運動をしないで、椅子に座ってばかりいたり、ベッドで横になる時間が長いと、筋力はどんどん落ちていきます。

歩くことが難しい人でも立っていることができる人は、一日合計で3時間程度は起立していることも運動になるのでおすすめです。3時間というのはあくまで1日の合計です。

しかしここで適度な運動に関して一つ疑問が浮かびます。そもそも適度な運動とはどの程度の運動のことをいうのでしょうか。

適度な運動とは

適度な運動に関しては、国際的な基準としての運動の推奨量は、メッツという単位で説明されていますが、非常にわかりにくいので噛み砕いて説明します。

要は、適度な運動とは最低でも週に150分程度の運動をすることだそうです。これはなんとなく少ない感じですよね。あくまで少なくともこの程度は運動をしましょうということかもしれません。

週に150分の運動というと、1週間は7日ありますから、1日あたりで20分ちょっとですね。つまり毎日20分~30分ほどウォーキングをするだけでも運動効果が期待できるということのようです。

日本では毎日40分は運動をすることが望ましいとされています。実体験としては1時間くらいは運動をしたほうが良いと感じてはいます。ただ通勤時の徒歩や家事なども運動に入りますので、お勤めの人や家事を毎日されている方は最低基準は満たしている人も多いかと思います。

ただより筋力や持久力をつける運動をすると尚良いようです。

参考:厚生労働省 健康づくりのための身体活動基準2013

アメリカ国立がん研究所ハーバード大学の研究によると、この推奨量の運動をしているグループと、全く運動をしていないグループとで病気に対する死亡のリスクが31%も違うとのことです。この差はかなり優位性のある差です。

運動に最適な時間帯

ただ注意しなければならないのは、運動する時間帯です。この点は押さえておきたい部分ですので把握をしてください。よく高齢の人で明け方の時間帯や夜間にウォーキングをされる人がいますが、明らかに身体に悪いので注意が必要です。

冬の早朝や夜間などは時に危険です。温かい部屋からいきなり寒い外へ出て運動をするとなると、急な血圧上昇や交感神経への悪影響があります。体も硬い状態ですし心臓もしくは血管系の病気を引き起こすことがあります。

また視界が暗い時間帯は交通事故も非常に多い時間帯なので注意が必要です。

可能であれば、午前なら明るくなって太陽が出ている時間帯や、午後は夕方くらいまでのウォーキングが安全で体への負担が少ないと思います。間違っても夜の9時過ぎなどに運動をするのは、かえって体の披露の方が強くなると思うので控えたほうが賢明でしょう。

張り切りすぎて無理をしないように、まずはゆったりとしたお散歩ペースでいいので、運動をしてみてください。

まとめ

  • 運動は13種類のがんの予防効果が期待できる。
  • 運動をしないことはがん発症リスクを明らかに高める。
  • 運動は適度な運動を定期的にすることが効果的。
  • 患者の方は主治医の許可を得てから運動をする。
  • 運動は夜中やあまりに早い朝は負担になるだけなので注意する。

人間はやはり動くことが必要なんだと再確認しました。ある程度の運動をしておくことは心身共に健康になります。

運動はがん予防にも明らかに有効ですし、がんで闘病中の人でも、医師の許可があれば体力増強のためにも必要なものです。

一見地味ですが運動は健康回復のためにはとても大事なことです。

 

健康食品を飲む前に知っておくべき1つのこと

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がん患者の方の多くが、何らかの健康食品や食材で、がんに有効なものは無いのかと、何か決め手となる物を探している人は多いと思います。

しかしむやみに健康食品を選んだとしても、もし自分に合っていなければ効果はそれほど期待できませんし、場合によっては悪影響を及ぼす可能性もあります。

今日は本質を間違わないように、健康食品を飲む前に知っておくべきことについて考えてみたいと思います。

 

 健康食品を選ぶ前に必要なこと。

あなたは健康食品を選ぶ時はどんな基準で選んでいますか?世間の人気ですか?評判ですか?あるいはテレビの健康番組でピックアップされていた有効そうな成分でしょうか?

がん患者の方でも病院の治療にプラスして、健康食品や、代替療法、民間療法などを摂り入れる人は患者の50%にのぼるといいます。

つまり癌患者の2人に1人は何かしらの健康に良さげと思われることをしているのです。健康食品に関してはどうでしょう。知り合いから強く勧められたからサプリメントを飲んでいるとか、ただ何もしないよりはマシと思ってサプリメントを飲んでいる、そんな人も多いでしょう。

しかし、どれだけ良さそうな成分のサプリメントでも、体質や栄養状態を把握しなければ意味はありません。健康食品には高額なものから粗悪なものまであり、予算的にも無駄になりかねません。

何にでも相性があり、必要か不必要かを知ることが寛容

例えば食品でいうと、この食品はオーガニックだから、即それは身体にいいと思ってしまうとすれば、かなり安直な発想といえます。

そこには間違いが潜んでいる可能性があります。というのは、健康食品は自分にフィットしない物や成分に対する正確な知識無くしては、どれだけ飲んでもあまり健康や、あるいは癌には期待できません。

やはりがん治療の効果を最大限活かそうと思った場合は、自分にとって何が足りないのか、何が足りているのかを知ることが先決です。

それを確認せずして、健康食品を選ぶことはあまり賢明とは言えないと思います。科学は常に進歩してきており、自分に何が必要なのかを調べることができる時代に入っています。

自分の体に必要な物を調べる技術がある。

がん患者はまず最初に、自分の病気について徹底的に調べることや、現代の治療法についても徹底的に調べることが必須です。それと同時に、まずは自分にはどんな栄養が足りていないのかを知る必要があります。

現代では遺伝子や血液検査などによって、自分に合わない食べ物や不足している栄養などを解析することが容易にできます。

癌患者の人は往々にして、治療やストレスの影響もあってか、または病院の栄養指導が不適切であったりと理由はいろいろありますが、全体的に適切な栄養が足りていない人が多いように思います。

がんと言ってもガン性悪液質(がんで痩せていく状態)やストレスや治療の影響で食が細くなっていない限り、理論上はがんの影響で痩せることはありません。しかしそれでも、がん患者の方で痩せてしまう人が多いのは、実は適切な栄養管理が出来ていない人が多いと私は考えます。

良質なタンパク質や食物繊維、各種ビタミン、ミネラルといった免疫力に関わる重要な栄養素を適切に食事で摂ることは、健康な人であっても案外難しいのです。

適切な栄養管理なくして、病気を治すことはできません。抗がん剤にしても手術にしても、体力や回復力なくして効果は上がりません。サプリメントにしても、あの人はこれで治ったから、自分にもそれが合うのかというと、必ずしもそうではないと思います。

それよりも、まずは自分の身体の栄養状態や食の状況をしっかり把握しましょう。それを調べる方法は、「栄養分析プログラム」という検査で可能になります。または、「分子栄養療法」「オーソモレキュラー」ともいいます。

 

栄養分析プログラムとは

栄養分析プログラムとは、分子栄養学に基いて解析する検査です。栄養分析プログラムでは血液検査によって、主に以下のことを調べることができます。(病院によってはプランは異なります。)

  • 5大栄養素の過不足(タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル)
  • 酸化ストレス
  • 自律神経のバランス
  • 炎症やアレルギー
  • 代謝(貧血)

わかりやすくまとめると以下の3つの把握ができます。

  • 1)自分に必要な栄養成分
  • 2)自分に適した食事
  • 3)自分に適した栄養サプリメント

これは総合病院では特に積極的に行うところはあまりありません。小さいなクリニックやがん専門のクリニックなどで受けることができます。

まずは自分の栄養摂取状況を正確に知り、そしてそれに必要な食事や、自分に適したサプリメントを医師と相談してオーダメイドで決めていきます。これができて、はじめて自分の身体の状態を把握し栄養と体調の管理を科学的にすることができるのです。

おそらく、自分の栄養状態を正確に調べると大抵の人には、不足している栄養成分がいくつかはピックアップされるでしょう。というのは、普段私達が食べている野菜などの栄養成分は、昔の野菜と違ってビタミン、ミネラルなどが元々不足した野菜を食べていることも意外に影響しているといえます。

野菜の栄養価は昔よりも格段に下がっている

現代の野菜の栄養価は昔よりも低くなっている。このことは聞いたことのある人もいることと思います。書籍によくある例として挙がっているものとして、人参やほうれん草の栄養価があります。

それによると、現代のスーパーで売られている人参に含まれるビタミンAは、50年前のおよそ1/3~1/6ほど。ほうれん草に関しても、鉄分が50年前のほうれん草と比べて1/5~1/7まで下がっているといわれています。

ほうれん草のビタミンCに関しては文部科学省の『日本食品標準成分表』1982年版によると、ほうれん草100gあたりのビタミンC含有量は65mgに対して、現代では35mgとなっています。

現代人は野菜をそれなりに食べることができたとしても、ビタミン類をしっかり必要な分だけ補うことはなかなか難しいのです。仮に大量に野菜を食べたとしても、今度はカリウムやリンをその分だけ多く取りすぎてしまい弊害が出る場合があります。

もちろん人によっては吸収力にも差がありますし、食べ併せなどでも吸収に差がでますので難しいところです。まずは栄養分析をしっかりして、自分の栄養状態、食事の方法などを客観的に理解する必要があります。

医師にしっかり解析をしてもらって、そこで自分に足りないもの、必要なものを把握します。ですので闇雲に市販のサプリメントに手を出すのではなく、医師の元でサプリメントを用意してもらう方が、自分を形作るベースを築くような意味で、適切ではないでしょうか。

免疫力やがんに直接効果がありそうな健康食品にトライするのはその後で良いと私は思います。

栄養分析プログラムはどこで受けられるのか

栄養分析プログラムを受けるのであれば、ネットで「栄養分析プログラム」や「分子栄養療法」あるいは「オーソモレキュラー」や「サプリメント外来」などで検索すれば、対応している病院が簡単に出てきます。

  • 栄養分析プログラム
  • オーソモレキュラー
  • 分子栄養療法
  • サプリメント外来

基本的には、がん患者であれば、がんの治療を主体的にやっている病院で栄養分析をしてくれるところで検査を受けることをおすすめします。

その利点は、自分の血液の状態、栄養状態の把握と同時に、自分のがんについての意見を伺うことも可能です。家庭で血液や唾液を採取できるキットも販売されていますが、医師の診断を受けることはできませんので、宅配での検査キットは安価で手軽ではあるのですが、遠方で最寄りの検査期間が無い場合や、検査機関がしっかりしていない限りはおすすめしません。

家庭用のキットは検査制度に関しても、信頼性にかける部分があるので、あくまで参考程度のつもりでなら良いと思います。出来る限り栄養の解析は、説明をしてくれる病院で行うようにしてください。

栄養分析プログラムの費用は?

栄養分析プログラムの費用は大体2,3万円前後~となっていますが、プランによってまちまちです。サプリメントをオーダーメイドする場合は更に費用がかかります。保険が適応できないため高めではありますが、無意味に無駄なサプリメントに出費することを考えれば、決して高額ではないと思います。

まとめ

  • 健康食品を選ぶ前に、自分の栄養状態を知る。
  • がん患者の場合、特殊なサプリメントを探す前に、栄養管理が必要。
  • 栄養状態を知るには「栄養分析プログラム」がおすすめ。
  • 「オーソモレキュラー」「分子栄養療法」「サプリメント外来」とも言う。

 健康食品を選ぶとするならば、まずは自分の栄養状態を知りましょう。大事なタンパク質、ビタミンやミネラルが不足しているのに、全く違うサプリメントでいくら頑張っても無駄になる可能性が高いです。

癌に期待できそうで、特殊な成分が入った高額な健康食品を摂り入れるとすれば、それは自分の状態を知った後の話です。まずは自分のポテンシャルを最大限に高めるために、病気の把握、治療の把握、そして自分の栄養状態の把握をしてください。

 

NHKスペシャル腎臓は寿命を決めるを見て

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2017年も10月に入りました。

つい数ヶ月前、今年もいよいよ新しい年が始まったなと思っていたら、もう今年も残り3ヶ月を切りました。本当に月日の経つのは早いものです。だんだん気温が下がってきます。自律神経の乱れから体調を崩しやすい季節です。どうぞご自愛ください。

 先日、NHKで放送された「NHKスペシャル人体 腎臓は寿命を決める」という特集を見ました。放送内容は、腎臓がどれだけ人体において重要な役割をしているのかということをベースに、腎臓が持つ様々な役割をわかりやすく放送していました。

この番組を見て、いろいろと考えさせられることがあったので、今日はブログでお伝えしたいと思います。

 

 腎臓だけでなく全身の臓器は直接やり取りしている。

この番組では私も知らなかった臓器のネットワークについて、腎臓を中心に解説されていました。腎臓が悪いと全身の臓器に影響が出ることが、より正確に解ってきています。

腎臓は心臓、肺、膵臓、肝臓、胃腸など身体の臓器などに、脳を介すことなく特殊な信号を送ってやりとりしていることが解ってきました。

 腎臓は単純に血液の濾過をするだけでなく、全身の血液の管理を一手に引き受けている重要な臓器です。一度悪くなると修復することがほぼ出来ない、非常に繊細な臓器です。

私も慢性腎不全の人を何人か知っていますが、腎臓が悪くなったことで特に心臓への影響が出てきています。腎不全になってしまうと、心臓の肥大化が進んだり、働きが低下したり、急激に高血圧になってしまうことがあります。

免疫力や細胞の修復に絶対に必要なタンパク質や塩分、水分、リン、カリウムなどをシビアに制限しなくてはなりません。タンパク質を取りすぎれば尿毒症になり、水分を取りすぎれば浮腫がおき、血圧があがります。

そしてリンを取りすぎれば血管がつまり、カリウムを取りすぎれば心臓が不整脈をおこしたり、最悪の場合心不全となります。

そして腎臓は血液に大きく関係しており、腎臓が悪くなると貧血を起こすこともあります。それは赤血球を増やすホルモンの「エリスロポエチン」を腎臓が生産できなくなってくるため、骨髄での赤血球生産が少なくなり、腎性貧血になってしまいます。

このように、腎臓からでる物質が血液や各臓器に影響を及ぼすのです。

多臓器不全の原因に腎臓が影響している。

多臓器不全という言葉があります。よく病気で人が亡くなる場合に、時折聞かれるこの言葉。

多臓器不全とは読んで時のごとく、複数の臓器の機能が低下してしまい、命が失われることを指していいますが、この原因に腎臓が深く関わっている可能性が示唆されています。

身体の重要な期間である臓器のどこかが悪くなると、結局は他の臓器にしわ寄せが来てやがては全身にダメージがでてしまうといった内容でした。

すべての多臓器不全の原因とまではいきませんが、少なくとも多臓器不全で亡くなる人の5人に1人が腎臓の影響で亡くなっている可能性があるそうです。

他の臓器の病気で入院したのに、腎臓のケアを怠ったがために命を失うこういったケースは、おそらくこれまで数え切れないほどあった可能性が出てきました。

これは単純に他の臓器に関してもおそらく同じことがいえます。どこかの臓器が悪くなると他の臓器にも、やはりしわ寄せがくるのです。

例えば、腎臓が悪くなれば貧血になり心臓に負担がかかり、心臓が悪くなれば、血圧などをコントロールするために腎臓に負担がかかり、血圧に異常があれば血管にも負担がかかるなど。

日本にも新しい医療体制が広がる予感

新しい医療体制として、海外での取り組みで広がってきておりに、日本でも京都大学などがいち早く取り入れているものがあります。それは、腎臓の管理や患者の腎臓に対する相談(コンサルト)をしっかり取り入れていく方針です。

腎臓をケアしていくことで、様々な疾患への影響を抑えていくことが狙いです。つまり、それだけ腎臓が悪いと心臓や他の病気に対しても影響がでるということです。

今後日本の総合病院ではこの腎臓の状態をチェックしていく方針が広がっていくかもしれません。

NHKスペシャル腎臓は寿命を決めるを見て」は再放送がされますので、興味がお有りの方はぜひ御覧ください。


2017 09 21 体の中の世界 NHK SPECIAL 人体 30/09 夜9時

  • NHKスペシャル人体 腎臓は寿命を決める」『再放送』
  • 日時:2017年10月5日(木)午前1時00分~1時49分(4日深夜)

まとめ

  • 腎臓に限らず、臓器はどれが悪くなっても全身に影響する。
  • 入院患者は病気の種類に関わらず、腎臓をチェックしながら体調管理をする時代に入っている。

しかし、この番組を見て、海外と比べて、まだまだ日本の医療の遅れがあることを本当に痛感しました。がん治療においても治療方法や検査方法が海外(一部)と比べて非常に遅れています。

がんは未だ日本では手術、抗がん剤放射線の標準医療ですが、もうそれは過去の産物となる可能性を感じる新しい治療法や検査がどんどん生まれています。がんの有効な最先端の治療、検査に関しては別の機会にお届けします。

 

いい医者の見分け方や病院選びのちょっとしたコツ

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誰しも病気になった時には病院に行きますよね。

その時、あなたはどんな基準でその病院を選びましたか?

今日は間違った病院選びや変なドクターに当たらないための知識についてフォーカスしてみたいとおもいます。

病院選びの基準は人によって幾つもありますが、今回は私個人が思うことや常識的に抑えておきたい部分を見ていきます。本当は細かく取り上げていきたいのですが、膨大な記事になってしまいますので、今後不定期で回数を分けて取り上げていきます。

今日は、知ってる人にとっては極々当たり前のことが多いのですが、意外に知らない人のための記事となっています。

 

医者や病院はどこも同じではない。

 単なる風邪や小さいな怪我程度だったら病院選びは問題ないですが、もし大病だったら話は変わってきます。病院、あるいは医師で変な人に当たってしまうと自分の人生が大きく歪んでしまいます。

病気は診断が本当に適切で患者本位なのか、薬の処方が適切か、手術をする場合は経験や実績、手術プランが患者に対して本当にベターなのか。

そういったデリケートな問題をはらんでいます。

それだけに、良い病院、良いドクターに担当してもらいたいと思うのは誰でも同じです。まず病院選びから考えてみましょう。

病院の専門分野や看板をチェックする

これは当たり前といえばそうなのですが、慎重な人でないかぎり、ざっくりとなんとなく病院を選んでいる人が多いのではないでしょうか。

その病院にどんな医者がいて、どんな治療が得意でなんて一々調べない人が大半なのではないでしょうか。

まずはその病院が何を専門としているのか、一番強みをもっている診療科目は何なのかを見ることが先決です。

たとえば、総合病院はともかく、病院の看板に「内科・泌尿器科・皮膚科」とあったとします。

これだと、おそらく専門は内科なのかもしれませんが、他の診療科目は弱いような気がしますよね。皮膚科を受診したいのなら、皮膚科一本でやっているところを選んでください。それだけで、少しだけリスクは下がります。

病院が看板に掲げている科目は「標榜科目」(ひょうぼうかもく)といいますが、これは医者が好きなように掲げてもいい決まりになっています。

つまり内科医であっても外科や眼科などの看板は出しても問題がないのです。

常識的に、内科医ならば内科しかうたわないと思いますが、実際は案外そうではないのです。

つまり、看板にかかれている診療科目のすべてが医者の専門とは限りません。

知らない人はまさかと思うかもしれませんが、医師免許さえとってしまえば、何科を表示してもいいことに事実上なっています。

もちろん、診療科目が多い場合、専属の各科目の医者が複数勤務している病院もありますので一概にそれが悪いということでもありません。

ただ個人的には餅は餅屋という考えがいいと思います。

たとえば、痔の治療をしたいのであれば、ベターは外科や消化器内科よりは「肛門科」ということになります。

今はインターネットがありますので、病院のホームーページなどで、しっかり情報をチェックする必要があります。

風邪程度の診断で3回以上通院させるなら問題。

風邪をこじらせて病院に行くこともあるでしょう。良くない医者や病院は何度も患者を通院させます。特別炎症反応のある病気でもないなら精々通院は2回くらいではないでしょうか。

いつも混んでいる病院が良い病院とは限りません。

薬をやたら出す医者はヤブ医者

炎症反応や二次感染の疑いがある高齢者でないのに、薬や抗生物質を出す医者もあまり良くありません。

風邪で喉が少々痛い程度であれば、通常は診察のみで薬すら出しません。

患者が希望しないかぎり、軽い症状でもやたらと薬を出す医者はヤブ医者でしょう。

患者の質問にしっかり答える医者かどうかを見る。

患者としてはいろいろと医者に対して質問することがあります。

駄目な医者の典型的な回答があります。たとえばあなたが、病気に対する不安を医者に相談したとします。それに対して医師が「だから、それを今から調べるんです!」という言い方をする医者がいます。

こういうタイプはあまりおすすめしません。心理的にこういう言い方をする人は、心に余裕がなくイライラしているか、もともと患者を見下していますので、可能ならそこは検査はサクッとすませて、次回からは医者を変えたほうがよいでしょう。

良いドクターは、患者の目を見てそれなりに説明をします。今の医師はパソコンに入力をしながらの会話が多いですが、それでも極力顔を見て話をします。それは若いドクターでもベテランでも関係ありません。

私の主治医でも、本当によく説明をしてくれます。しっかり時間をとってモニターや紙にペンで説明を書きながら話をしてくれます。

そこにはまず何より患者の不安をとってあげたいという意思が行動となって表れています。それをあなたが感じるならそれなりに良い医者です。

もちろん、医者も人間。機嫌の悪いときもあるのですが、そこは患者とは関係のない話。自分のコントロールをしっかりしている医者を探すことがこちらとしては先決です。

医者の肩書はあまり当てにならない。実例の話

これは私の個人的経験からもあることですが、医者の肩書が凄くても良い医者とは限りません。

私が考える良い医者とは、良い診断が出来る、適切な薬を処方できる、手術の成功率が高い、患者目線で対応ができる、常に向上心を忘れない医者などのことを指します。

 以前実際に経験した話ですが、私の家族がめまいに悩まされていたことがありました。

そのめまいは「良性発作性頭位めまい症」(りょうせいほっさせいとういめまいしょう)というめまいでした。

頭位めまい症は、耳の中にあるバランスを司る器官の中にある「耳石」(じせき)という石のようなものが動いてしまい、正しくバランス感覚をとらえられず、一定の角度に頭を動かしたときだけ、回転性のめまいがおきる症状です。

非常にめまいの中で、頭位めまい症は多いのでご経験のある方もおられると思います。

近所の耳鼻咽喉科を家族が受診したところ、頭位めまい症すら簡単に診断ができないヤブ医者だったため、その病院はあきらめました。

帰ってから情報を調べ、名医といわれている人のところへ私の家族は行ったのです。

その病院は地域でもそれなりに大きな病院で、そこの院長に直々に診察してもらいました。

そしてそこでもごたいそうな診断方法をいろいろ試した割には治ることはありませんでした。検査にかかった時間は1時間以上。随分と横柄な医者で、症状は改善することもなく、まったくの無駄足でした。

困った私は、地域の総合病院の先生に相談したのですが、その頃まだその病院の先生方も若い人達ばかりで、知識はあっても実力が伴っておらず、頭位めまい症をすぐに治せる医者はいませんでした。今から思うとこれらの病院は、このめまい症に関しては、信じられないくらい低レベルな病院でした。

そこで頭位めまい症の治療法を調べ、簡単に治せる治療法で「エプレイ法」(エプリー法)という治療法があることを突き止めます。


Epley Maneuver to Treat BPPV Vertigo

最近ではテレビでも時折頭位めまい症とエプレイ法について特集している番組が増えてきたようです。それだけ患者さんの声が増えてきたということですね。

エプレイ法はネットで調べれば比較的簡単に出てくる治療法です。

ただ耳鼻咽喉科の医者の多くに、このエプレイ法をしっかり実践できる人が少ない。。。実際に私の地元では非常に少ないのが現状でした。エプレイ法を知っている医者からすると信じられない話です。

医者を変えて10分で頭位めまい症は解決

家族のめまい症に困った私は、エプレイ法ができる医者にターゲットをしぼって調べました。

そして、少々遠方にはなりましが、エプレイ法を得意としている医者をみつけ、そこで家族を診てもらうことにしました。そこの病院の医師は、私の家族の厄介なめまいは10分程度で治してしまいました。治療は一回こっきりで、目の動きの診断をした機器はありましが、それ意外に特に特殊な医療機器をつかったりすることはありませんでした。

私の家族が、あまりにあっさりめまいが治ってしまったことに驚いたことを医者に告げると、医者は不思議そうな顔をしてこう言いました。「あら、そうですか?これはもう30年くらい前から、私の病院では普通にやっている治療法ですが。。。。」それを聞いて、一体他の医者は何を勉強しているのやらと呆れたことを思い出します。

がん治療も医者の力量が結果を左右する

このサイトは基本、がん患者さん向けの内容になっていますが、まさにがん治療においても病院選び、医者の実力が重要になってきます。

がんの治療において病院では手術、抗がん剤放射線という大きく分けて3つの標準治療の中から選択的に治療をします。

基本的に「がんは標準治療なんだからどこの総合病院でも治療は同じ」などとおもってはいけません。

ドクターの技量、判断で随分と治療に差が出ます。場合によってはそれによって命の明暗に直結した人も沢山いるはずです。

実際に力量の差が起きた事例 手術の例

これは私の知人に実際に起きた事例です。この話は医者の手術経験や技量の乏しさが招いた事例です。

私の知人に40歳そこそこで胃がんになった人がいます。幸い早期の胃がんということで、とある総合病院で腹腔鏡による胃の摘出手術をすることに決まりました。

内視鏡の手術は無事成功して数日が経った頃、胃の縫合がうまく行っておらず、胃から内容物が外へ漏れ出し腹膜炎を発症し、緊急手術となりました。

それにより、当初腹腔鏡の手術の予定では比較的短期間で退院できる予定でしたが、結局1ヶ月入院する羽目になってしまいました。これは医者の経験不足が影響した典型例です。

特に腹腔鏡の手術は患者への負担は少ないですが、非常に高い技術が必要です。少なくとも医師の手術経験くらいはしっかり聞いておくべきだったと思います。

こうならないために被害を最小限にして、治療効果をより高めることを患者側でもしなければなりません。そのためには医者の選び方や、体調管理、それ以外にも方法があります。

それについてはまた今後採り上げていきたいと思います。

まとめ

  • 良い治療を受けるには良い病院、良い医者を見抜く目が必要。
  • 医師の力量で治療の結果がまるで違う。

やはり、医者選びは適当ではよくありません。あなたがもし今現在、病気の治療をしているのであれば、納得のいく限りしっかりと医師と話し合い、病気についての知識、治療についての知識を理解することが必要です。

 

知っておきたい乳がん検診マンモグラフィー検査などの見落としについて

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乳がん検診といえば、いまやマンモグラフィー検査は女性であればだれでも知っていますね。

最近では小林麻央さんの件や、お笑い芸人のだいたひかるさん、歌手の麻倉未稀さんの乳がん治療などのニュースで乳がん検診の重要度が認識されています。

今日はマンモグラフィー検査をはじめとする乳がん検診の見落としについてのお話です。

 

 乳がん検診の見落とし率について

乳がんの検査といえば、基本的には3つあります。

  1. 触診検査
  2. エコー検査
  3. マンモグラフィー検査
触診

触診は言わずと知れた見た目、手で触った感覚などを中心に乳がんの有無を判定します。非常に一般的で認知もされているのでここでは割愛します。

 エコー検査

エコー検査は超音波検査です。エコーも非常に良い検査方法で小さめのしこりを発見することができます。

ただ弱点があり、検査する人の技量が相当必要ということです。

手技の悪い医者がやると見逃し率が高くなります。

超音波検査での見落とし率はおおよそ15%程度といわれています。

この見落とし率は医者の力量からくる見落としの数字です。

それゆえ、技量を必要としないマンモグラフィーがより主流となってきています。

つまりエコーとマンモグラフィーをセットで検査することで見逃し率が下がるということです。

 マンモグラフィー検査

近年、乳がんの検査ではマンモグラフィー検査が主流となっています。

マンモグラフィーは乳房専用の検査をおこなうレントゲン装置の一種です。

乳房を検査機で挟み込んで、微量の放射線を照射して乳がんがあるかどうかを確認する検査です。

マンモグラフィーのメリットはいままで発見することが難しかった数ミリ単位の乳がんを発見することができます。

マンモグラフィーでは癌は白く写りこみます。通常の脂肪などは黒く写ります。

ただ日本人の場合は、高濃度乳房といって、乳腺性質が濃い人がおおく、マンモグラフィーでは写り込みにくい人が多いのです。

高濃度乳房の例

画像の右2つの乳房が高濃度乳房です。真っ白に乳房が写っていますね。

こうなってしまうと、診断が難しくなってしまいます。

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出典:厚生労働省

日本人の場合、実に40歳以上の人の4割の人が高濃度乳房です。

特に30代~40代が高濃度乳房のピークのようです。

下の表の赤字で書かれた「高濃度乳房」の部分をご覧いただくと40代では5割を超えているようです。

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出典:厚生労働省

参考:厚生労働省 対策型乳がん検診における「高濃度乳房」問題の対応に関する報告書

そういった問題もあり、乳がんの見落とし率はマンモグラフィーの場合、2割~3割くらいは出てしまうそうです。

特に30歳代くらいまでの若い人は乳腺濃度が濃いのでがんを見落としやすいといいます。

乳腺MRI検査を受けると、より正確な乳がん診断が可能

ではより正確な診断ってどうすればいいの?そういった疑問が浮かびます。

他の検査は他にないのかと。一応あるにはあります。

一般では認知が低い検査ですが乳腺MRI検査です。マンモグラフィーだけでは診断は曖昧なことが多く、ある程度しこりが大きくなってから発見されることもしばしば。

発見をより早めるためには、より正確な乳がんの診断ができるMRI検査が有効です。

乳がんを疑ってMRI検査を行う場合には一般的に以下の場合です。

  • しこりを確認できるが、マンモグラフィーやエコーで良性かどうかの判断がつかない場合。
  • しこり等は触れないが、他の検査で乳がんの疑いが出た場合。
  • 非浸潤がんなどの乳がんの広がりを確認する場合。

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出典:http://medical-checkup.info/article/49714174.html

MRIは磁気共鳴によって乳房内の正常な細胞と癌細胞を比較することができます。

MRI乳がん検査は2種類

  • 最初から造影剤を使う

ひとつは、脂肪が強く画像に写らないように調整をはじめからしながら、造影剤で撮影する方法です。

  • 光速スピンエコー法をつかう

もう一つは光速スピンエコー法を使った撮影方法です。

光速スピンエコー法という撮影法で脂肪は白く、腫瘍は黒く写るT1強調像と脂肪は黒く写り、腫瘍は白く写るT2強調像を撮影します。その後にGd-DTPAという造影剤を多く使う撮影をし、最後に造影後のT1強調像を撮影するやり方です。

 

乳腺のMRI検査の場合は疑いのあるしこりが良性か悪性の診断に基本的に有効です。

ただ本当の意味での確定診断はやはり、マンモトーム生検(組織検査)が必要です。

MRIは乳腺の病巣が悪性かどうか、そして広がりはどうなっているのかを調べることが正確にできますので、便利な検査です。

乳腺MRIのデメリット

マンモグラフィーとくらべて曖昧ではない分、造影剤や、検査時間もマンモグラフィーの倍は掛かってしまいます。

造影剤を使うので、毎年頻繁に行う検査とは思いませんが、40歳を過ぎたら一回はやっても良い検査かもしれません。しかし手間なことが理由で通常の乳がん検診ではやりません。現状は確定診断中心に日本では使われています。

まとめ

  • 乳がん検診には見落としがある。
  • 高濃度乳房の人だと検査で判断がしにくい。
  • 乳腺MRIという検査が良性悪性の判断に効果的。
  • 最終的にはマンモトーム生検が必要。

もう少し手間がなく乳がんがあるかないかを、簡単に血液だけで診断ができる日はそれほど遠くないとは思います。早く普及していほしいものです。

乳がんはいずれにせよ、早期発見が鍵となるガンです。毎年の乳がん検診はかならずうけるようにましょう。

 

新しい癌ウイルス療法の可能性!ジカウイルスを使って脳腫瘍を治す?

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いまジカウイルスを使った脳腫瘍の治療の実験が行われているとの情報がありました。

その実験によって非常に大きな可能性が生まれたということがわかったようなので少し調べてみました。

 今日はジカウイルスをつかってどのような脳腫瘍の実験が行われているのか?

そしてそれは実用的なものなのかについてもフォーカスしてみたいと思います。

 

 ジカウイルスで脳腫瘍を殺す新治療法が開発される?

まずジカウイルスを使った新し療法の前に、ジカウイルスとウイルス療法について知らない方のためにわかりやすく噛み砕いて説明します。

ジカウイルスとは

あなたはジカ熱をご存じですか?ジカ熱はジカウイルスが原因で妊婦が感染していしまうと、新生児が小頭症に罹ってしまう可能性が高まることで問題となっています。

 日本でも少し前に頻繁に報道がされていましたので、記憶に新しい人も多いと思います。

ウイルス療法とは

 ウイルス療法とは、癌細胞だけで増える性質のウイルスを改変してつくります。

そのウイルスを癌の腫瘍細胞(しゅようさいぼう)に感染させます。

腫瘍に感染したウイルスはどんどん癌細胞の内部で増えていき、癌細胞を殺していくという仕組みの療法です。

 これはウイルス自体が直接癌細胞を破壊することと、腫瘍細胞に対するワクチンの効果ももたらすという治療法です。

ウイルス療法の発見は古い

癌ウイルス療法は1950年代にたまたま癌と関係の無いウイルスに感染した患者やワクチンを摂取したあとの患者で癌の改善が見られたことに起因します。

現在でも様々な実験、治療法が試されています。

  そして今回、このジカウイルスが持っている増殖力のメカニズムに注目して、治療が最も難しいといわれる脳腫瘍の一つ膠芽腫(こうがしゅ)の治療に画期的な効果がある方法が研究されているそうです。

 

膠芽腫(こうがしゅ)とは

膠芽腫は脳腫瘍の一種です。

神経膠腫グリオーマ)の中でも最も悪性度の高い腫瘍とされています。

急速な腫瘍の増大スピードを持ち、進行が早いことから数週間単位で病状が悪化する場合もある極めて厄介な癌です。

膠芽腫は正常細胞との境目が曖昧で、放射線治療などでも対応できないことから、これまで治療法が相当困難な癌とされてきました。

 

ジカウイルスをつかった脳腫瘍の治療法を科学誌が掲載

9月5日付の科学雑誌のJournal of Experimental Medicineでジカウイルスがこの膠芽腫に対して、根治させる力があるという記事が掲載されました。

Journal of Experimental Medicineの記事はこちら

この研究はワシントン大学とカリフォルニア大学の共同研究だそうで、マウス実験によって膠芽腫をことごとく殺す実証実験に成功したそうです。

 

研究グループによる実験内容は、膠芽腫を発症したマウスの脳腫瘍の中に、ジカウイルスを直接注射で投与する方法です。

この注射を施したのち、2週間ほどで脳の悪性腫瘍が小さくなることが確認されたようです。

奏効率がどれくらいなのかはわかりませんが、このやり方での副作用は今のところ確認されていないようです。ただこれはまだマウスの段階ですので、人でやった場合はどうなのかは別問題ですので臨床を待ちたいです。

 この実験の成功は今後、悪性度の高い脳腫瘍の治療法に新たな光を見出すことになりそうです。まだマウス実験の段階ではありますが、18ヶ月以内に人での臨床実験に入る予定だそうです。

癌細胞にはある種、親玉的な存在の「癌幹細胞」があります。この幹細胞がなかなか破壊できないことで、癌が転移したり、癌が治りにくい要因の一つとなっています。

ジカウイルスは、膠芽腫の癌幹細胞を攻撃できるようです。それも今回、膠芽腫という非常に増殖のスピードの早い癌を選択的に攻撃したことに驚きがあります。

先日このブログでも取り上げた、近赤外光線免疫療法のように、こういった画期的なウイルス療法なども今後どんどん開発されていくかもしれません。

   まとめ

  • ジカウイルスを活用した脳腫瘍の治療法が有効と確認。(マウス実験)
  • 18ヶ月以内に臨床を開始。

 

癌はまだ解明されていないことばかりです。できるだけ今の患者さんたちに恩恵がある、負担の無い治療法が開発されることを切に願います。

話はズレますが、アメリカではAI(人工知能)を活用した治療法の開発が進められています。

人間では考えきれないあらゆる遺伝子や薬のパターンなどを人工知能が解析して提案していく時代に入っています。

おそらく将来的には人工知能がどんな薬を使うか、治療法や薬を当たり前に決める時代が来るのではないかと思います。

これについては次の機会に詳しくお話します。

そして、日本も少しはアメリカに習って、スピーディーに研究開発ができる環境や体制ができないものかと思います。

いつもアメリカに医療の分野では持っていかれている印象です。特に研究者が日本を見限って、アメリカに相当数の研究者がとられています。

それは日本の医療分野の開発環境が悪く、国の決定プロセスも良くないからだそうです。

 

他国で使われている薬の承認期間も日本はアメリカの4倍の遅さです。

 

前例の無いことに、責任を取りたくない役人体質の弊害とういことでしょうか。

まったくもって日本らしいです。。。病気と戦っている人の身になってもらいたい。

 

なぜ人は癌になるのか?代表的な癌とその原因

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人間にとって癌とはある意味宿命のようなものです。

統計によると癌で亡くなる人は2014年の統計では約36万人です。

中でも胃がん、肺がん、大腸がん、女性では乳がん前立腺がんなども非常に多くの方が命を失っています。

今後は胃がんなどはピロリ菌の感染者の減少によってどんどん減っていくことがよそうされますが、乳がんや大腸がんは年々増加してきています。

 

そこには様々な要因があり、一言ではまとめきれないものがあります。

今日は主な癌の原因についてふれていきたいと思います。

 

癌になる原因

がんになってしまう要因は癌の種類によってもさまざまです。

代表的にな例をあくまで簡単ではありますが、シンプルに解説します。

 

老化

真っ先に挙げられる癌の原因としては老化です。

加齢によって免疫力や体力、人によっては気力もどんどん衰えていきます。

運動不足や食が細くなることもあり、十分な栄養や運動というデトックス効果も減っていきます。

そいったことが重なりやがてがん細胞がどんどん増えていく。そんな構図が考えられます。

 

ストレス(感情、心)

ストレスはすべての癌に影響します。

人の心、つまり脳は全身の臓器と神経でつながっています。

免疫細胞たちにも同然ストレスは影響を与えます。

脳内ホルモンのセロトニンなどがストレスで減ってしまうと、血流が悪くなり、胃腸の働きが落ち、免疫細胞などの働きが低下します。

長い期間ストレス環境が続くと当然がん細胞も増えていきやがては腫瘍となります。

 

遺伝子(体質)

癌自体がそもそも自分の細胞の突然変異です。

外から体内に入ってきたものではありません。

そのプログラムはいまだ多様に存在し、正確に把握はしきれていなのが現状です。

 

ウィルス

子宮頸がんや成人T細胞白血病のようにウィルスが原因となるがんがあります。

ひょっとすると、他の癌でも実はウィルスや特殊な化学物質が原因で発生しているものも、まだ研究で見つかっていないだけで存在するかもしれません。

 

代表的な癌の種類でみる原因

胃がん

先ほどお話した胃がんなどは近年の研究によってヘリコバクターピロリの影響が多分にあることがわかり、ピロリ菌の駆除によって大幅に罹患者が減り始めることでしょう。

とはいえ、胃がんの原因のすべてがピロリ菌だけではなく、ストレスや遺伝子の影響も2割~3割ほどあるといわれています。

 

大腸がん

大腸がんに関しては昔は肉の食べ過ぎなどを指摘する意見もありましたが、最近ではその判断は変わってきています。

アメリカでの一部文献によると、アルコールが大腸がんの発生に大きく影響している可能性が示唆され始めました。

これによる明確なメカニズムなどはまだわかっていません。

ただ癌は活性酸素の多い体質によって発生しやすいことだけは明白なことです。

アルコールは体内で活性酸素を多く発生させる原因になっていますので、大腸がんにアルコールが何らかの影響をしていても不思議ではありません。

 

前立腺がん

前立腺癌に関しては、世界がん研究基金と米国がん研究協会の調べによると、乳製品と前立腺癌の影響を示唆するデータがありました。

あくまで乳製品を過剰摂取した場合ということです。

乳製品の飽和脂肪酸、中でもミリスチン酸やパルミチン酸が前立腺癌に影響しているとみられます。

個人的には飽和脂肪酸だけで見た場合、乳製品だけでなく脂っこいものの可能性もあるので、乳製品だけが一概に前立腺に悪いとはちょっと言い切れないでしょう。

 何事もやはりバランスであり、過剰摂取は何でも良くないととらえましょう。

 

乳がん

乳がんの原因にはいくつかのリスク要因があります。

1)生理・生殖要因

初経年齢が早く、閉経年齢が遅い、つまり月経可能期間がどれだけ長いかが影響します。これは女性ホルモンの分泌量とも重なり合っています。

・初産が遅かったり授乳歴がない

これらも女性ホルモンとの絡みがあります。

2)生活習慣

もっとも乳がんのリスクを引き上げるものの一つに飲酒があります。

アルコールの摂取量が多い人ほど乳がんを発症しやすくなるといわれています。

甘いものばかりを食べている人も注意が必要です。ぶどう糖は癌のエサです。

3)遺伝

一親等の乳がん家族歴があると乳がんになる確率があがります。

・乳腺症を繰り返す

乳腺症を繰り返している人も乳がんに罹るリスクが上がるそうです。

 

肺がん

肺がんの約半数以上を締める腺がんの類はタバコの影響が色濃いです。

ヘビースモーカーであればあるほど、腺がんに罹るリスクは飛躍的にあがります。

最近では歌舞伎役者の中村獅童さん肺腺がんの治療をされていることが話題にあがりましたね。

そのほか、大気汚染に関わる物質であるPM2.5ベンゼン、カビ、なども影響があるといわれています。

高齢者で肺がんが多いのは、戦後の生まれの男性の喫煙率が80%と高く、またアスベスト排気ガスなどの影響も相当受けている可能性が高いことが容易に想像できます。

ただ肺がんでも2割くらいの人は非喫煙者です。タバコ以外の大気汚染物質、あるいは別の要因が関わっているものとみられます。

 

 

まとめ

あくまでざっくりと罹患率の多いがんについてその原因をみてきました。

いずれも老化がそもそも関わっていること、アルコールや喫煙、ストレスなどは工夫で減らしたり、避けたりすることができます。治療中の方は当然されていると思いますが、予防の観点からもこれらのリスクはできるだけ減らす工夫も必要です。

 

まだまだ他の癌や他の原因なども沢山ありすぎて、ここでは長くなりすぎて書ききれませんでした。

別の機会に、各がんについてより深く掘り下げて有効な対策や最新の治療法なども併せて掲載していきたいと思います。

 

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